週末、浅草近辺に行くと何かしらの催しがあり、常に人混みを掻き分けている。
秋祭りが収穫祭ならば、春祭りは豊作祈願祭。
そして下町には春祭りが多く、そのいくつかを歩いて回った。

浅草の春と言えば「三社祭」
街には提灯がいたるところに、酒場の軒先もなんとも言えない風情を感じます。

三社祭が終わると翌週は「湯島天満宮例大祭」
湯島の繁華街から見る本郷台地は急勾配。
その勾配を越えた向こうに天神さまはあり、ひっきりなしに人が行き来する。

下町の人たちの法被姿は勇ましく、見ていて飽きることがありません。
正直なところ私は、神輿を担ぎたいとは思わないが小粋に法被は着こなしたい!
そういう目線で言えば、湯島の人々の着こなしは洒落ています。

更に翌週には「鳥越祭」
駅で言えば稲荷町、蔵前、浅草橋に挟まれたエリアに各町内が広がります。

私が伺ったのは本祭前日ということで町内神輿が練り歩く。
いたる所軒先では人が集まり宴会が催され、祭り囃子は止むことはありません。

鳥越祭と言えば、巨大な神輿とそれを担ぐ担ぎ手の小競り合いが有名です。
その様子を見ることはできませんでしたが、神社に置かれた神輿を前に圧倒されました。

春の浅草エリアでは毎週の様にどこかで祭りを見かけます。
似ている様でそれぞれを取り巻く空気感などは全くことなることが
初体験の私が感じたこと。 もちろんすべてのお祭りがおすすめです!

そしてまたいつもと変わらず夜が明ける。
水辺に佇み江戸の情緒を感じながら、来春を楽しみに待つ。
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北川仁美 (水曜日, 27 6月 2018 08:34)
良いですね。さりげない写真と文章に、力みのない愛着と優しさを感じますね。